ダグトリオ - ポケモン対戦考察まとめWiki|大百科

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ダグトリオ

No.0051 タイプ:じめん
通常特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
     ありじごく(相手の飛行タイプや特性「ふゆう」、ゴーストタイプ以外のポケモンは交代ができなくなる)
隠れ特性:すなのちから(天気が「すなあらし」の時、じめん、いわ、はがねタイプの攻撃技の威力が1.3倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
体重  :33.3kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ダグトリオHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ダグトリオ35100505070120425すながくれ/ありじごく/すなのちから
Aダグトリオ35100605070110425すながくれ/カーリーヘアー?/すなのちから

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

第一世代出身の単じめんタイプで、同タイプでは珍しい速攻アタッカー気質のポケモン。
S120は一般じめんポケモンでは最速(禁止級も含めれば地面アルセウスと並び1位タイ)。初代から20年以上変わらないダグトリオの個性である。
一方で耐久面は物理・特殊共に同タイプ最下位。物理は全タイプ含めてもドーブルに次いでワースト2位、特殊も10位以内に入る低さでタスキ前提の運用になりがち。

最大の特徴は、最終進化形で唯一ありじごく?を持つ点。
単純なアタッカーとしては頼りないが、有利な相手にはとことん強い性質から独自の需要を持つ。
ただし無効耐性はでんきのみ、等倍でも容易に落とされる耐久の低さと難点も多い。
素早さも高いとはいえ、二極化の進む現在の環境では信頼できる数値ではなく、相手をロックしてからの全抜きは難易度が高い。
どちらかというと「対面から確実に役割を遂行するための拘束」を意識すべきだろう。
特にレジエレキでんき技に強く依存し、他のタイプの技を持たないケースもある。
きれいなぬけがらを持っていない限りは単独で無償降臨した挙句、完封が可能というのは他には無い個性。

ステルスロック、がんせきふうじ、おきみやげと起点作成に向いた技を多数備えている。
役割を遂行した後は後続の援護をして退場、と無駄の無い動きをするためにも、有利対面を固定しやすいのは嬉しい限り。

第九世代ではつるぎのまいを習得。相手をロックした後の火力補強速度が上がった。
その他ロックブラストやイカサマ、がむしゃら、てだすけは実用圏内か。またXD技のあまえるも再習得している。
一方でダブルの単体攻撃用だった10まんばりきが剥奪された(DLCの技マシンでも習得不可)。

新要素のテラスタルについては、本来ロック可能な相手がゴーストひこうになって解除される恐れが出てきた。
逆にそれらのタイプがロック可能なタイプになる場合もあるが、対面からだとわざわざロックされてくれることはないだろう。
かつてのめざめるパワーのように、電気を拘束してもテラバーストで役割破壊される危険もあり、以前にも増してタスキが必須。
しかしそれすらもいかさまダイス+連続技で貫通してくるポケモンが増え、信頼性が落ちている。
考えなしに先発起用すると出落ちしやすくなったので、今まで以上に慎重に動かしたい。

グラフィック上は地面に埋まっているが、ふうせんはしっかり効果を発揮する。じめんへの受け出しを想定するなら候補になる。

禁止伝説が解禁されたレギュレーションGでは、「ミライドンの電気技を無効化しありじごくでロックできる」理由で採用例が見られるが、とんぼがえりを持っていると逃げられるので注意。



特性考察

すながくれ
砂嵐では回避率が上昇。ひかりのこなを持たせれば命中率100%→72%。どろかけを使うと54%まで下がる。
低耐久ゆえに1回の行動価値が高く発動時の恩恵は大きいのだが、同時に試行回数を稼ぎづらい。
じわれを使いやすくなるのは評価点と言えるかもしれない。
ありじごく
相手の交代を封じる。ゴーストひこうふゆう、ふうせん持ちには無効。
自身以外には未進化のナックラーしか持たない準固有特性であり、ダグトリオ最大の個性。
役割対象に確実に仕事をこなせるのみならず、狙った相手をがんせきふうじ、おきみやげで起点化できる。
ダグトリオの採用理由に直結する特性で、基本的にはこれ。
きれいなぬけがら、および交代技を持つ相手は完全には拘束できないが、ボルトチェンジは技自体が無効となる。
かげふみと違い、トレースされると互いに交代できなくなるので注意。
すなのちから
隠れ特性。砂嵐だとじめん、いわ技が強化。はがね技はテラスタイプがはがねの時のテラバーストのみ。
対面からだと相手はありじごくを想定するので、実際に交代を封じる必要はないと割り切って考えるなら。

技考察

物理技タイプ威力
[砂の力]
命中効果解説
じしん100(150)
[195]
100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
じだんだ75/150
(112/225)
[145/292]
100-タイプ一致技。じわれやふいうちの保険に。
火力自体はじしんを二回使う方が高いので注意。
ストーンエッジ100
[130]
80急所ランク+1対飛行・虫。一致技との相性補完に優れる。
いわなだれ75
[97]
90怯み30%怯みを狙いやすい。
がんせきふうじ60
[78]
95素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
ふいうち70100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。
きしかいせい20~200100-低耐久と相性が良い。タスキやこらえるとあわせて。
じわれ-30一撃必殺耐久型対策。飛行やふゆう、がんじょうには無効。
がむしゃら-100-削り技。極端な低HPにより、体力満タンでも相手を大きく削れるため扱いやすい。
特殊技タイプ威力
[砂の力]
命中効果解説
どろかけ20(30)
[39]
100命中率↓100%タイプ一致技。すながくれのサポートに。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。タスキ潰しやダメージ上乗せに。
おきみやげ100サポート用。起点作りに。
つめとぎ-攻撃・命中率補強。すながくれが決まらない限り積む隙は少ない。
じわれの命中率は上がらないので注意。
つるぎのまい-攻撃2段階上昇。こちらも積む隙を上手く作る必要がある。
こらえる-防御技。きしかいせいとあわせて。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
ギガインパクト弱点が格闘だけになる。
テラバースト火傷無効。
テラバースト対炎・地面。
テラバースト麻痺無効だが、元々電気無効なので恩恵は薄い。
テラバースト粉技無効。
テラバーストガブリアスやボーマンダなど氷4倍に刺さるポケモンへの奇襲。
きしかいせい地面技と範囲が被りがち。
テラバースト毒・猛毒無効。
じしん一致補正が1.5倍から2倍に。不足気味の火力を引き上げ。
テラバースト地面を拘束したときに。
トレースやスキルスワップでこちらが拘束された際に交代できる。
テラバースト耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
テラバースト対草・エスパー。補完範囲はやや限定的。
ストーンエッジ
いわなだれ
地面技との補完に優れる優秀なサブウェポン。セグレイブ意識。
ただし水、草が一貫。
シャドークロー対霊超。ノーマルでこだわった相手を拘束し起点にできる。
テラバースト対竜。現環境での使い勝手は氷・妖テラスに劣る。
ふいうち
イカサマ
対霊超。超を拘束したときに。いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト毒を拘束したときに。
テラバースト竜を拘束したときに。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。

型考察

全ての型に共通することだが、ありじごくがゴーストひこうふゆう持ちに効かない点は忘れないように。

基本アタッカー型

特性:ありじごく
性格:ようき/いじっぱり(※せっかち/むじゃき/やんちゃ)
努力値:AS252 (※HBD個体値0)
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じしん
攻撃技:ふいうち/がむしゃら/がんせきふうじ
変化技:ステルスロック/おきみやげ
(※ がむしゃら採用時)

有利な相手を拘束して逃がさず狩るのが仕事。
ただ、耐久が低すぎて何を受けても致命傷になりかねず、でんき読みでの後出しにもリスクが付きまとう。
そのため持ち物はタスキが基本。火力不足は弱点を突いたり行動回数を稼いだりすることで補いたい。

環境が進むにつれ火力やHP種族値のインフレが進み、安定した削り手段としてがむしゃらの採用率が大幅に増加。
連続技やタスキ消費後の攻撃技を耐えることはほぼ無いため、がむしゃら採用時は耐久を最低値とするのが基本となる。

+  火力目安(無補正A振り)
+  耐久目安(無振り)

サポート型

特性:ありじごく
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じしん/ステルスロック
優先技:がんせきふうじ/おきみやげ
選択技:じわれ/がむしゃら

ステルスロックを撒き、がんせきふうじやおきみやげで起点を作る。先発運用が主。
ステルスロック→おきみやげ、とするだけでも最低限の仕事が出来る為、相性不利な相手にも動けるのが強み。
素早さも比較的高め、ありじごく?による選出誘導など、ダグトリオならではの特徴も豊富。

基本的には確定技+優先技で良いが、後続が耐久型に相性が悪い場合はじわれも候補。

積み型

特性:ありじごく
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/ふうせん
確定技:つめとぎorつるぎのまいorこうそくいどう
攻撃技:じしん/ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト/きしかいせい/ふいうち/じわれ
変化技:みがわり/ステルスロック/まもる/こらえる

ありじごく?を活かし、有利対面で積める限り積みきって全抜きを狙う。
自力で起点にできるのはでんき技相手のみ、ふうせん持ちでもじめん技相手のみ。

第八世代以降かげぶんしんを覚えなくなったが、こうそくいどうやつるぎのまいが追加されている。
見せ合いで型は読まれにくいので、隙を突いて一気に能力を上げたい。

じしん以外の攻撃技については、無効タイプ・特性が無く、補完として優秀ないわ技を推奨。
つめとぎと高相性のストーンエッジ、怯み狙いのいわなだれ、行動保証潰しのロックブラストから選択となる。
いわ以外では、一舞後にタスキやこらえるから超威力で放てるきしかいせいも有力。

【ダブル】サポート型

特性:ありじごく
性格:ようき
努力値:S252 HorA252
持ち物:きあいのタスキ
攻撃技:じだんだ/あなをほる/じならし/いわなだれ/きしかいせい/ふいうち/じわれ/いのちがけ
変化技:まもる/こらえる/にほんばれ/すなあらし/おきみやげ

ありじごくで相手の交代を封じ、味方の有利対面を作るのが狙い。
自身は非常に脆いが、タスキに加えてあなをほるやまもる、こらえるでターンを稼ぎつつありじごくを継続することが可能。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ダグトリオ

注意すべき点
交代封じの特性ありじごくと地面最高のSを持つ。
有利な相手には滅法強く、見せ合いの時点で選出を牽制される。
ありじごく対策はひこうゴーストやふゆう、とんぼがえり持ちなどに限られ、それらのポケモンのみで相手の展開を阻止するのは困難。
がんせきふうじやステルスロックで起点化されると、後続のエースアタッカーに全抜きを許してしまう。
対策方法
ダグトリオにSで劣り地面に弱いポケモンは出しにくいが、それが相手の狙いでもあるため、選出するポケモンは慎重に選びたい。
ありじごくはゴーストのみならず飛行やふゆうにも無効で、かげふみに比べれば穴は多い。
ボルトチェンジはタイプ上無効だが、とんぼがえりかクイックターン、バトンタッチがあれば逃げられる。
交代できずとも弱点を突かれず並以上の耐久があれば対面から撃ち勝てるが、じわれによる強行突破には一応注意。

外部リンク